診療案内
じんましん
主な原因はヒスタミンという物質
じんましんの原因はさまざまですが、多くは、皮膚の肥満細胞から出てくるヒスタミンという物質が関係しています。アレルゲンをはじめ、なんらかの原因によって皮膚の肥満細胞から放出されたヒスタミンは血管や神経に作用して、かゆみや、皮膚が赤く盛り上がる膨疹など、じんましんの症状を引き起こします。
ヒスタミンの働きを抑えるのが治療のポイント
ヒスタミンの働きを抑えることで、多くのじんましんの症状に効果があることが分かっています。そこで、よく使われているのが『抗ヒスタミン薬』や抗ヒスタミン作用のある『抗アレルギー薬』。これらを服用していれば、たいていの症状は治まります。
でも、勝手に服用を止めてしまうと症状は再び現れてくるので、症状が出ていなくても、医師の指示に従って服用し続けることが重要です。
原因をとりのぞき、日常生活でも注意、薬は上手く使うこと
特定の食べ物など、じんましんが起こる原因が分かっていれば、できるだけ避けることです。原因を避けているうちに、刺激物質に対する過敏体質が変わってくることも多いようです。
何より日常生活ではストレスをためないこと。魚介類や肉類はできるだけ新鮮なものを口にすること、添加物や着色料の少ない食品にしましょう。
また、慢性じんましんの場合は、早めに治療を開始して症状をコントロールすることが、何よりの治療の近道です。